児童・青年期の問題– category –
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不登校
不登校こどもが学校に行かなくなったら 子どもが学校にいかくなくなることは、本人にとっても、周囲にとっても衝撃的な出来事である。ことに、これまで順調に過ごしてきた子の場合ほど、本人も周囲も、学校にいけないという事実から受ける驚きと困惑、嘆き... -
【発達の問題】ADHD
落ち着きのない子 ADHD 子供とは、大体元気で落ち着きのないものである。「今から、大人しくてどうするんだ」とか、「大人しい方が、心配だ」という一方で、やはり学校に行くようになっても、ちっとも机の前にじっとしていられなかったり、勉強に上の空だ... -
【発達の問題】ASD
視線を合わさない子 自閉性障害 『わが子ノア』は、自閉性障害をもつ息子ノアと父親の悪戦苦闘の日々をえがいたドキュメンタリーである。ノアは一歳頃まで一見普通に発達しているようだった。徐々に発達の遅れがみられ始める。首が座ったのは四ヶ月を過ぎ... -
【発達の問題】学習障害
頭は悪くないのに勉強が苦手な子 学習障害 勉強が苦手と一口で言っても、その中身はさまざまである。 ADHDがあったりすると、知能自体は高くても、集中や根気が続かず、結局、授業も上の空で、勉強も手に着かないので、成績は振るわないということに... -
【発達の問題】選択性緘黙(場面緘黙)
学校で口を利かない子 小学五年生のN君は、学校に来ても一言も口を開かない。三年生のときまでは、内気な傾向はあったが、ふつうに喋っていたという。四年生の途中から、急に喋らなくなった。ところが、母親の話によると、家では以前と同じように、よく喋... -
無気力・うつ
抑うつ性障害(うつ病) 二十人に一人がうつ病と言われ、その数は六百万人にも達するとされます。女性では、四人に一人が、生涯の間にうつを経験するとも言われています。それほど、うつは身近な問題なのです。元々うつになりやすいとされる更年期や高齢者... -
チック
チックとトゥレット障害 チックとは突然起きる体の不随意な運動や発声で、瞬きしたり、首を揺すったり、肩をすくめたり、顔をしかめたり、唾を吐いたりといった動作をする「運動チック」と、咳払いしたり、鼻を鳴らしたり、奇声を発したりといった音をたて... -
行動の問題
自傷 なぜ、自分を傷つけてしまうのか? 強い自己否定感のために、「自分は生きる価値がない」と思ってしまう。救いや希望にすがりつこうとして、裏切られるということを繰り返しやすい。境界性パーソナリティ障害は、強い自己否定感とともに、気分や対人... -
愛着障害
誰にも懐かない子、誰にでも懐く子 反応性愛着障害 トニィーの場合 アンナ・フロイトは、第二次大戦が激化した一九四一年、空襲下のロンドンで、戦災によって親を失ったり、親と離れて暮らさざるをえない子どもたちのための保育所を開設し、そこでの子ど... -
【愛着障害】本の紹介
子ども時代を引きずる人々 親子関係で悩んでいる人が増えています。何かぎくしゃくして、うまくいかないという人だけでなく、表面的には「良い子」として振る舞っている人も、実は親から支配され過ぎたり、親の期待に縛られたりして、息苦しさを感じ、人生... -
身体化(下痢、胃痛、頭痛)
ストレスを生き延びていくために ストレス社会と言われ出して、もう何十年にもなります。高度経済成長の頃、ストレス要因と言われたのは、都市化や人口過密による通勤ラッシュや騒音、激しい競争や厳しいノルマでした。バブルの頃には、長時間労働による過... -
不安・動悸・過呼吸・パニック
パニック障害 コントロールできない不安 名匠デヴィド・リーンの事実上最期の監督作品となった『インドへの道』は、イギリスの作家E・M・フォスターの傑作を映画化したものだが、巨大な洞窟にある遺跡を見学していたイギリス人女性が半狂乱になり、絶... -
依存症・摂食障害
拒食症(神経性無食欲症) 拒食症(正式には神経性無食欲症)は、自分が太っているという思い込み囚われ、平均より痩せているのに、もっと痩せようとする病気である。拒食症の人は、他人から見ると、骨と皮のように痩せていても、まだ自分は太っていて、も...
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